石留石材
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生前墓について

▶寿陵墓を建てて長寿を願い、人生を再出発する

「寿陵墓(生前墓)を建てる」ことと「還暦」は同じ意味を持っています。
一般的に還暦には「長寿の祝い」の他に「赤子に還る(生まれ変わる)」という意味があります。つまり還暦を節目に人はこれまでの人生をきれいに清算し、新たに再出発できるという古来からの智恵なのです。還暦の席で着る「赤いちゃんちゃんこ」は、上記の赤子に還る(生まれ変わる)という意味に由来しています。
寿陵墓(生前墓)も同じく、お墓を建てることで区切りを付けて今後の人生をより良く過ごすための古くからの民間信仰の一つなのです。

▶寿陵墓の建て方

寿陵墓(生前墓)といっても一般的なお墓とかたち・建て方は変わりません。
ただし生前戒名(法名)を刻む際に、戒名部分を朱色に仕上げます。これは仏教の「逆修」という考えに基づいています。
逆修とは仏教において生前に自身の死後の冥福を祈ることを指します。地蔵菩薩本願経などに記されており、その功徳は計り知れないと言われています。

▶ご建墓後の法要

寿陵墓 (生前墓)においても、ご建墓後に開眼法要(建碑式)を行います。
これは逆修の教えに基づいて生前供養を行うため、墓石を「お墓」にするために必要となります。また還暦と同じく祝い事となりますので、お供え物は紅白餅や赤飯などを用意することとなります。